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演劇ビジネスの弱点。

一万円の予算で観劇するのと、TDL行くのと比較してどちらが魅力的かを訊いたら、絶対に後者のほうが多いだろう。
予算や、指定した場所に行かなければいけないということは同じなのに。これが演劇に足りないものを示唆しているような気がする。

ちなみに、学生は観劇にかかるお金を映画勘定(「何本見られる」)している人が多いような気がする。ここにも目を向けるべきだと思う。

日本の演劇業界は観客を「育てる」ことに対して消極的でありすぎた。
理由は勿論、昔はエンターテイメント=芝居という選択肢が無い世の中で興行していたからだと思う。
現在もその名残があるように思える。公演情報だけしか公開せず、あとはお客さんが来るのを待つのみ。
または営業で「今度○○をやるのでいかがですか?料金は△円です」という感じ。
人が自ら「観に行きたい」と思わせるような環境ができていないように思える。
学校の芸術鑑賞会も「観ておしまい」な気がする。現地集合の場合は交通機関を使う練習にしか見えない時もある。つまりは後に続かない。
ごく少数の人がプレイガイドに触れ、予約する。ごく一部の人気公演には人が殺到しオークションでは高値で取引されるが、ほかの公演は閑古鳥とは言わないけれど当日券で入れる。転売屋と呼ばれる演劇に興味のない人が、演劇に興味のある人を食い物にする。劇場はチケットが捌ければ(お金が入れば)知らん振り。そりゃ一部の酔狂な方を除けばいずれは嫌気がさしますよ。
本当の演劇は中毒性がある。でなければ2300年以上続かない。しかし、日本には壁がある。もったいない。

演劇自体のもつ魅力が伝えきれていないのだと。
観劇に興味があるけどなかなか行けない、という人が周りに多い。
金銭面や時間の面を理由にしているのが大半。
ここで、彼らに一番最初に書いた質問をしてみると、結構面白いと思う。
要は、演劇の魅力は金や時間に負ける程度のものだということ。多少お金出してでも、たまにはいいかなと思わせないと演劇のビジネスは今後上手くいかない。
日本の演劇業界は自らを知らしめすパフォーマンスが下手なのだ。パフォーマンス集団がパフォーマンス下手とは笑えない話だ。

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