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犬夜叉10周年

です。
47巻発売と重なり、50巻の背中が見えてきたというところでしょうか。
47巻は桔梗という物語を構成する重要なキャラクターの退場ということもあって一つの山を迎えました。
賛否両論がありますが、神楽の時と同じく秀逸な描写です。
犬夜叉という作品の全体を俯瞰してみて、この話は大きな転換点となります。
アリストテレスの詩学で言うところ「逆転・認知・苦難」から構成されるような"カタルシス"ですね。
浄化。この作品にはこの一言に尽きます。敵を浄化させようとして返り討ちにあう。しかしそれは不幸なことではなく、元の姿に戻れるという幸福な側面もあります。
神楽にしても、桔梗にしても浄化の作用がちゃんと働いているわけでありまして・・・自然から見て通常の状態に戻ったというわけです。

犬夜叉の目的はもちろん、四魂の玉と奈落の浄化にあります。"穢れ"と"祓い"の戦いです。
世界の浄化という点から見たら、物語はちゃんと進んでいるわけなのです。
犬夜叉という作品は言うまでもなく、完結して初めて作品として完成されます。らんま、うる星と違って一話完結方式ではないのでどれが欠けても作品として成立しません。完成されたとき、私たちにどのようなカタルシスをもたらしてくれるのでしょうか。非常に楽しみです。

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